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MODERN ART

モダン・アートとは、一般的に19世紀後半から1970年代までの美術を対象にしている。
写真技術の発展でそれまで写実を中心としてきたスタイルが大きく変わった。従来の写実スタイルから、新しいスタイルへのチャレンジが始まった。

最初のモダン・アートとされる,印象主義派は当時、パリが中心だった。庶民を対象に描いたミレーをはじめ、自然重視の題材や描写など従来のスタイルから大きく変化した。印象派の代表的アーティストであるマネ、ルノアール、モネ、ピサロなどは人々の目に映るのは物体そのものではなく、物体に反射した光を見ているのだとする主題に議論を重ねた。それまで室内(スタジオ)で主に描いていたアーティストたちは自然の光を求め、野外に飛び出した。

こうした流れの中で20世紀初頭にはフォービズムやキュービズムが花開いた。マティス、ダレン、マーケー、ルオーやヴァミンクを中心としたアーティストたちは、大胆で鮮やかな色使いの画風を確立した。当時の批評家達は多少の侮蔑をこめてフォービズム、(野獣派)と呼んだ。

パブロ・ピカソは幼少の頃から天才とされた20世紀最大の画家の一人である。ピカソがバロセロナからパリへ移った時、パリはすでに美術/芸術において世界の中心だった。

「青の時代」に続き、ピカソは様々な試みを行った。セザンヌの絵からインスピレーションを受け、仲間のブラックとともにキュービズムなる画法を確立させた。

第一次大戦後は古典主義的技法や超現実主義を取り入れたが、ピカソは常に彼独自のスタイルを確立させた。ピカソがモダン・アートを代表する偉大な画家を言われているのは常に新しい試みを続けたことだ。

ドイツの表現主義派は1905年頃、カルヒナーやノルデを中心に広がった。鮮やかな色合いはフォービズムに共通するところだが,さらに強い線や荒い輪郭が加わった。19世紀から20世紀に時代が変わる頃、ドレスデンを中心としたアーティストのグループ、デ・ブリュク(Die Brucke–橋の意味)やミユンヘンをベースにしていたデア・ブラウア・ライター(青い騎士の意味―その中にはロシア人アーティストのカンデンスキーもいた)などが中心になって従来のアカデミックな伝統的美術・芸術に挑戦した。

第一次大戦が美術界の流れを変えていった。ダダイズムが台頭しフランスではポップ・アートの幕開けを予測するような作品がフランス人のマルセル・デュシャンによって制作された。

シュールレアリズム(超現実主義)は戦争をはさんでのヨーロッパにおいて、美術のみならず文学においても開花した。アーティストの多くは、当時、ヨーロッパの文化や政治を支配していた合理主義が恐ろしい戦争を引き起こしたと感じていた。シュールレアリズムのスポークスマン、アンドレ・ブレトンはそのシュールレアリズムとは‘イマジネーションが現実そのものと同じくらい現実的であるとする思想を基に展開した運動である’と定義づけた。ミロやダリ、マグリッドはシュールレアリズムの代表的なアーティストたちである。

また、デ・シュティルやバアウハウスは絵画、建築、デザイン、美術教育などが、相互に影響し、融合するとする新しいアイデアの発展に貢献した。
英国ではベン・ニコルソン、バーバラ・ヘップワースやヘンリー・モアーなどがモダン・アートの代表的なアーティストである。